英語の品詞②「動詞」
みなさん、こんにちは。今日は前回に
引き続き、品詞の第2弾。
テーマは「動詞」です。
動詞はその漢字が示すように、動きを
表す言葉です。(状態を表す動詞も
あります。)
みなさんが、朝起きてから寝るまでに
行う動作はすべて動詞です。洗う、
磨く、歩く、乗る、勉強する、居眠り
する、食べる、話す、見る、遊ぶ、
考える、これらはすべて動詞です。
動詞は英語の品詞の中で、ずば抜けて
大切です。その理由は2つあります。
1つは、動詞が文型を決める力を持つ
からです。
文型とは単語の配列パターン
のことで、全部で5パターンあるのです
が、(くわしくは品詞のあとで説明しま
す。)どのパターンになるかを決めるの
が動詞です。この力は、ほかの品詞には
ありません。
また、その配列パターンによって、動詞
の意味が変わることがあります。
したがって、重要な動詞については、
文型と意味をセットで覚えたほうがよい
です。英語で具体例を挙げます。
2つの文の意味を考えてみてください。
①I got a letter.
②I got tired.
どちらも、動詞getの過去形gotが使われ
ていますが、その意味は違います。
①のgotは「手に入れる」という意味
で、私は手紙をもらった。
②のgotは「~になる」という意味で、
私は疲れた。(私は疲れた状態に
なった。)
となります。getはすごい動詞で、
なんと5つの配列パターンすべてで使え
ます。そして、それぞれ意味も異なるの
です。ちなみに①は第3文型、②は第2
文型です。
よって正確に言えば、getの意味は、
第3文型で使われれば、「手に入れ
る」、第2文型で使われれば「~にな
る」となります。
このように、動詞は文全体の構造を支配
し、意味をも変化させる力を持つため、
とても大切だと言えるわけです。
ただし、getのようにいくつもの文型で
使えて、意味も変わるような動詞は限ら
れますので、すべての動詞について意味
と文型をセットで暗記する必要はありま
せん。
長くなりましたので、動詞が重要である
2つ目の理由は次回にお話することに
しましょう。
では、今回の内容をまとめます。
①動詞とは、動作や状態を表す言葉で
ある。②動詞によって使える文型が
決まっている。③文型によって動詞の
意味が変化することがある。
次回「動詞」が重要な理由2つ目に
続く。
文責 若林