国語力を伸ばす!④
「国語力を伸ばす!」今回と次回の
テーマは「どうやって上手に表現す
るか」です。
人は日々の生活の中で無数の感情を
抱きますが、それをいちいち言葉に
したり、文章にまとめたりはしませ
ん。浮かんでは消え、ほどなく忘れ
てしまいます。思いを相手に言葉で
伝えるのは、意外と難しいもので
す。
では、上手に言葉を使いこなし、
特に文章で表現するには何が必要で
しょうか。
①新しい言葉や表現を覚える。
当たり前ですが、私たちはどんなに
考えても、知らない言葉や表現は浮
かびません。知らない言葉は、
使えないのです。
したがって、言葉の意味とその使い
方を地道に覚え、表現のストックを
増やしていくことが第一です。
小説の一節でも、好きな歌のフレー
ズでも、インターネットで目にした
文でもかまいません。気になった言
い回しは、どんどん記憶するように
努めましょう。
②意味と使い方を調べる。
意味はなんとなくわかるが、自分で
は使わない言葉はたくさんありま
す。あいまいな表現は、ぜひ例文で
使い方まで確認したいものです。
昔は、言葉は辞書で調べるしかあり
ませんでしたが、今やスマホでいつ
でも瞬時に検索できる時代です。
意味だけでなく、例文も調べて
「使える」言葉の数を増やす意識を
持ちましょう。
③「実際に使う」
覚えても、使わなければ忘れます。
覚えた言葉や表現は、自分もまねし
て使ってみましょう。
文章でなくても、ふだんの会話やひ
とり言でもかまいません。とにかく
使うことで記憶が定着し、表現力の
土台が積み上がっていきます。
まとめ
①言葉や表現を覚える。
②意味と使い方を調べる。
③実際に使う。
次回は「国語力」最終回、文章の書き方についてです!
文責 若林