原町の学習塾、進学塾の【さくらアカデミー】

G7広島サミットで思うこと

2023.05.29 未分類

5月19日から21日にかけて、

G7広島サミットがあり(G7とは

フランス、アメリカ、イギリス、

ドイツ、日本、イタリア、カナダのこと

です。)各国首脳による国際会議が行わ

れました。

個人的に今回のサミットは、核兵器

の廃絶という点で、とても大きな意

義を持つと思います。

その理由は以下の2つです。

①G7の首脳がそろって広島の原爆資料

館を訪れ、慰霊碑に献花をしました。

重要なのはこの中に、日本に原爆を

落としたアメリカや、核保有国であ

るイギリス、フランスの首脳が含ま

れているということです。

核兵器を持つ国のトップが、

核兵器の残酷さを自ら直視するという

行為は賞賛に値すると、私は思い

ます。原爆資料館で、核兵器使用の悲惨

さを目の当たりにしたリーダーたちが、

その廃絶に向けて力を合わせてくれる

ことを強く期待します。

②各国首脳は、原爆資料館を訪れた際、

それぞれが記帳し、メッセージを残しま

した。記帳した内容は外務省のホームペ

ージで公開されていますので、ぜひ読ん

でみてください。各首脳の思いがこもっ

た素晴らしいメッセージです。

文字で書かれたメッセージは、その

場に永遠に残り、目にする人へ発信

され続けます。

しかもそれが、一国のリーダーのもので

あれば影響力はきっと大きいでしょう。

その意志を継いで、若い世代の人た

ちや、次の時代の人たちが、核兵器

のない世界を実現してくれることを

願います。

一方で、サミットが行われている最中も

ウクライナでは戦争が続き、世界には今

まさに核兵器を開発している国もありま

す。具体的な案も示さず、ただ核廃絶を

叫んだところで、現実に核兵器や戦争を

なくすことなどできない、という意見も

あるでしょう。

しかしそれでも、今回のサミット困難

な理想実現への大きな一歩になったと

信じたいです。

文責 若林