前置詞①
今日のテーマは前置詞です。
前置詞という品詞は日本語にはありませ
んが、英語ではとても重要なはたらきを
します。まず、前置詞にはどんなものが
あるか例を挙げましょう。
in, on, at, of, to, by, for, with, from, about
などが代表的な前置詞で、英文を読んで
いればすぐに出会うおなじみの単語ばか
りですが、その使い方をご存知でしょう
か。
使い方のポイントを2つに分けて
説明します。
まず、前置詞はその漢字が表す通り、
「名詞の前に置く詞(ことば)」なので
前置詞と呼ばれます。
よって、前置詞が単独で使われる
ことはなく、必ずうしろの「名詞と
セット」になって仕事をします。
例を挙げます。
I live in Soma.
私は相馬に住んでいます。
もしこの文が、I live in. で終わっていた
ら不自然ですよね。inという前置詞に
Somaという名詞がくっついて初めて、
「相馬に」という意味をなします。
前置詞を見たらうしろの名詞とセットに
するという意識を持ちましょう。
これが1つ目のポイントです。
次に、「前置詞+名詞」は必ず
「修飾語」になります。
(一部例外はあります。)さきほどの
例文でいえば、in Soma(相馬に)が
セットになってlive(住んでいる)を
修飾しているということです。修飾語で
すから、取り除いても文は成立します。
修飾語になり、なくても文が成立すると
いう点は、前回お話した「副詞」とよく
似ています。前置詞も副詞と同じく、
修飾の専門家なのです。
しかしながら前置詞は、副詞と
はたらきが大きく異なる点が1つ
あります。
それについては次回につなげます。
今日のまとめ
①「前置詞」は「名詞」とセット
で使う。
②「前置詞+名詞」は、
必ず修飾語になる。
③「前置詞+名詞」は、
取り除いても文は成立する。
次回、前置詞②に続く。
文責 若林