正しい学習法【英文法編①その1】
「原町高校・相馬高校」合格館
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英文法編① 品詞と文型
英単語に続き今回からは英文法の学習法についてアドバイスします。
単語編で、家を建てるとすれば材料が必要だと書きましたが、それだけで家は作れません。材料をどう組み合わせるかを示す設計図が必要ですね。
英文を作るときの材料が単語だとすれば、設計図が英文法です。
外国語として英語を学習する私たちにはこの設計図がどうしても必要ですし、実際とても役に立つのです。
さて、英文法書の中にはさまざまな単元がありますが、その中でも最初にマスターしておくべき最重要単元があります。
それは品詞と文型です。
この2つはあらゆる英文で有効なため絶対にマスターし、使いこなせるようにすべきです。
ややこしい話が始まったと思ったあなた、もう少しつきあってください。
有効性を具体的に説明します。
① 品詞
ペン、車、犬、東京、愛、石油、宇宙、徳川家康、タピオカ・・・
一見、まったく関係のないことばが並びましたが、共通点があります。
わかりますか?
そう、すべて名詞です。
人やものの名前は無限にありますが、それらをひとくくりにして名詞という名前を付けました。
こうすることで、いちいち名前を言う必要がないため思考のプロセスを大幅に減らすことができます。
もう1つ具体例を。
とがった、いちばん好きな、かわいい、無限の、これらの共通点は何でしょう。
とがったペン、いちばん好きな車、かわいい犬、無限の宇宙
どうですか。
すべて名詞の前にくっつきましたね。
このように名詞にくっつく(修飾する)ことができることばをひとくくりにしたのが形容詞です。
品詞はめんどくさいイメージがありますが、実際は、はたらきが共通のことばたちを一言で表してくれる便利な道具となって私たちの思考を助けてくれます。
英語では
名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞の5つを意識できれば十分です。
複雑な英文に出会ったとき、品詞という枠組みで考えることで構造をずっとつかみやすくなります。
次回の②文型へつづく...